くらし情報『知らずに「魚」と「プラスチック」を食べ続ける愚かな人間たち。』

知らずに「魚」と「プラスチック」を食べ続ける愚かな人間たち。

海で捨てられたプラスチックゴミを魚が食べて、その魚を私たちが食べる。このような食物連鎖が人体にも悪影響を及ぼしていることを知っているだろうか。世界で6番目に魚介類を食べる私たち日本人は、実は知りたくもないほど大量の「プラスチックの破片」を体内に入れているのだ。

目次

・私たちは魚と一緒に「プラスチック」を食べている
・日本では規制されていない“危険素材”のプラスチック
・“便利”なプラスチックがもたらしたこと


(Photo by Nguyễn Linh)

(Photo by Nguyễn Linh)

私たちは魚と一緒に「プラスチック」を食べている

私たちが食べている魚介類の生息する海は、非常に小さなプラスチックゴミで汚染されている。これらのプラスチックは、歯磨き粉などにスクラブ材として使用される小さなプラスチック状の原料や、プラスチック製品に加工される米粒大のプラスチック原料、劣化して細かくなったプラスチックの破片など、大きさが5mm以下で肉眼で見ることが難しい。したがって、一見きれいに見える海もこれらに汚染されている可能性が大いにある。
(参照元:海ごみシンポジウム, NHKクローズアップ現代+)
(Photo by Krzysztof Puszczyński)

(Photo by Krzysztof Puszczyński)

ベルギーのゲント大学の研究によると、魚介類を食べるヨーロッパ人は年間に1100個ものマイクロプラスチックを食べているそうだ。

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