先進国のゴミに「売れる価値」を吹き込む若きガールズアート収集家、Space Space。
(左:エラ 、右:ドロシー)
物の価値ってどうやって決まるの?
3年前、東京でアートコミュニティを作るためにオーストラリアから日本に越してきたエラはアートキュレーターとしてSpace Spaceを立ち上げた。そしてある日友達の紹介でドロシーに出会ったそうだ。ドロシーは当時、美大を卒業はしたものの、どのようにアートを続けていくかを悩んでいた。二人はすぐに意気投合し、2016年にドロシーが正式に加わって新体制のSpace Spaceがスタートした。彼女たちはまだ名が知れていない外国人アーティストと日本人アーティストが一緒に作品を展示できるような空間を生み出しながら、コミュニティを築いていった。そして、日本を離れる前にその集大成として冒頭で述べたザ・バスハウス・ショウを開催したのだった。
廃墟を利用したり、部屋のゴミをそのまま生かしたアートを見せたザ・バスハウス・ショウは変わりゆく東京の姿と「スペース」をテーマにしていたが、二人の興味はその後更に展開していった。
Space Spaceっていうくらいだから、場所やスペースにいつも興味があった。
そこから、段々と、どのように場所やスペースがモノの価値を決めるのかに興味が出てきたの。