先進国のゴミに「売れる価値」を吹き込む若きガールズアート収集家、Space Space。
それにイラストを描いたり、タバコの吸殻、彼女たちが南アフリカで参加した選挙の紙の裏地など「ゴミ」を装飾する。
(Photo by Dorothy Siemens)
(Photo by Dorothy Siemens)
そしてSpace Spaceの服の中で印象的なのが工事現場の服に縫い付けられているような「蛍光パッチワーク」。実はこの細工には南アフリカでのストーリーが隠されている。
(Photo by Dorothy Siemens)
ヨハネスブルグで興味深かったのが工事現場の人の服なの。南アメリカでは正社員だとちゃんとしたユニフォームを購入しなきゃいけないけど、短期間の労働者は自分の服に蛍光の布をつけるだけ。だから制服を買う必要はないんだけど、そこの工事現場で働いていることが主張できるのよ。
たかがパッチワークだが、蛍光の布が仲間意識、コミュニティの一部であることを象徴しているのだ。
ゴミに付加価値をつける。
果たしてモノの価値はどのように決まるのか?どうやったらモノの価値をコントロールできるのか?Space Spaceが利用したのは慣れ親しんだギャラリー、そしてアートだった。