先進国のゴミに「売れる価値」を吹き込む若きガールズアート収集家、Space Space。
そして人生の中でゴミとして溜まっていくものに注目した。例えば砂糖が入っている紙は中身の砂糖を使ってしまうと価値がなくなる。その変化にも興味があったし、私たちにとって価値があるモノが、違う文化の中では価値がなかったりする。それをアートで表現できないかなって思いはじめたの。
そんなことを考えながら、2016年半ばにさらなる経験を求め南アフリカに移住したそうだ。今回の来日の理由でもある1月に原宿のギャラリーで行った展示会『Space Space gallery art-clothing store』は、南アフリカで得たモノを東京の仲間に見せることが目的のひとつだった。
彼女たちのテーマは南アフリカでの経験を通して「スペースとモノの価値の関係性」への興味から「服とその価値」というところに辿り着いたそうだ。
私たちがいた南アフリカのヨハネスブルグにはパイルズっていう服のマーケットがあるの。
そのマーケットにはヨーロッパやアメリカ、日本などの先進国から、服が寄付される。どれもいいクオリティだからそれを寄付した人たちはもともとはいい値段で買ったと思うの。