先進国のゴミに「売れる価値」を吹き込む若きガールズアート収集家、Space Space。
1月の展示会では原宿の真っ白なギャラリーに彼女たちのハンドメイドの服が飾られ、“これはファッションか?アートか?”、そんな問題を観覧者に提起したのが印象的だった。
ギャラリーのスペースの中だと、ゴミでも何かを白い壁に展示するだけで、人はそれを「アート」なんだろうなって見るの。でもどうして白い壁にはれば“アートなの?”っておかしいなと実は思う。だけど、私たちは価値のないものに価値を生み出すためならそんな矛盾も使おうとしてるの。
今は東京でSpace Spaceの服を取り扱ってくれるお店を探しているそうだ。
ザ・バスハウス・ショウの時からテーマを発展させ、今日まで活動を続けている二人だが彼女たちのキュレーションには一貫する信念がある。
私たちのキュレーションのスタイルは他のアーティストと共感し、つながりを感じ、協調すること。チームとして、作品だけじゃなくて、ビジョンもゴールも。
それはフェミニンなキュレーションスタイルだと思うの。私たちには完成系だけじゃなく、完成するまでの「会話」や「過程」も重要なの。
発展途上国で安く売られているものやゴミを斬新なアイデアでアレンジし、アート/ファッションとして日本の企業に売るという大胆で挑戦的な彼女たちの試み。