参加費0円。アフガニスタンの子供たちに「笑顔」と「平和な時間」をもたらす“スケボー教室”とは
があり、悲しいことに家族が相手方から得られる「結婚持参金」を頼りに幼い娘を嫁に行かせるケースが多いのだ。(参照元:日本ユニセフ協会)
「スケボー」を使えば、「子供」がもっと「子供」でいられる
アフガニスタンには、「児童労働」や「児童婚」などを強いられている子供たちを支援する団体が数多く存在する。そのなかでもスケートボードを使ってクリエイティブワークやスポーツを中心とした教育活動を行なうユニークな団体がある。その名も「スケートイスタン(Skateistan)」。
彼らはアフガニスタンだけでなく、カンボジア、南アフリカで活動する非営利団体で、特徴的なのは「スケボー」を使った遊びを通して教育を行なうところにある。提供するプログラムはすべて無料だ。
アフガニスタンの首都カブールに暮らす12歳のナジブくんは、学校に行きながら、家族を養うために市場で買い物した人の荷物を運ぶ仕事を1日8時間もしている。そのため友達と遊ぶ時間があまりない彼が、最も楽しみにしている時間は週に1度だけ参加するスケートイスタンで友達とスケボーをすることだという。稼ぎが減ってしまうため彼らのアクティビティに毎日は参加できないが、家族の理解があるおかげで通い続けられている。