犯罪、孤食、肥満を減少。いいことばかりの「正義の畑」を営むポートランドのコミュニティ。
諦めそうな人もいそうだが、英語を母国語としない人たちが多いこの場所では、みんな自然に彼の言葉で”話し合う”ようになり、ジェスチャーこそがお互いを理解し合うための最善の手段だそうだ。
Village GardensPhoto by Kris Soebroto
Village GardensPhoto by Kris Soebroto
様々な経済状況、容姿や文化的背景を持つ人が集まる場所では、人々は偏見を抱きがちだ。けれど、この畑で出会い、それぞれの故郷の珍しい野菜を紹介しあったり、家族や文化について教えて、学んだりすることで、色眼鏡で見ずに“普通の仲間”としての意識が育つのだという。そして、強い絆で結ばれたコミュニティの人々が、平和な街を作っていくのだ。
Village GardensPhoto by Kris Soebroto
コミュニティの食育にも寄与する「ビレッジ・マーケット」
Photo by Rika Higashi
次にビレッジ・ガーデンズが経営するスーパーマーケット「ビレッジ・マーケット」を訪ねた。マーケットのスタッフは、全員コミュニティのメンバーだ。このスーパーは、近くに他の店が無いことや、金銭的な理由からジャンクフードに走りがちなコミュニティの住人に健康的な食材を提供する役割を担っている。