「ムスリム女性特有の苦悩」を訴えるために韻を踏む“ヒジャービー・ラッパー”誕生。
彼女が発表した楽曲「ヒジャービー」で訴えたのは、ヒジャービーが直面する苦悩やステレオタイプだ。
Yo 君はどんな髪してんの、いい髪してるんだろなWhat that hair look likeどんな髪してんのBet that hair look niceいい髪してるんだろなDon’t that make you sweat?汗かかないの?Don’t that feel too tight?きつくないの?Yo what yo hair look likeYo 君はどんな髪してんのBet yo hair look niceいい髪してるんだろなHow long your hair is髪はどのくらい長いの
まずはどんな人種や宗教の女性でも受けることのある“キャットコーリング”(男性が女性にやじを飛ばされる嫌がらせ)について歌われているが、ヒジャービーが非ムスリムの男性から受けるものは「性差別的」なだけでなく「宗教差別的」なやじであるのが特徴のようだ。
キャットコーリングは女性を蔑んだ行為だが、女性のなかでもマイノリティのヒジャービーたちは自分の信仰する宗教に対するものを合わせた二重の嫌がらせを受けているのだ。