くらし情報『今日が今日のためにある国デンマーク、無料だらけの社会福祉の実態とは?』

2017年4月25日 06:49

今日が今日のためにある国デンマーク、無料だらけの社会福祉の実態とは?

これがデンマークの方針であり、それを可能にするダブルチェックの仕組みはとても合理的だと言える。

出産費無料、育児制度も充実

Photo by 撮影者

義務療育は10年制。6歳から幼稚園クラスに1年間、その後1年生から9年生まで学校(小学校+中学校)に通うのが一般的である。高校は、普通高校、工業高校、商業高校と大きく3種類あり、ここである程度の進路が決まる。卒業後、大学に入る前にギャップイヤーを使って、旅したり、職業体験を積んでから、大学に入る、あるいは仕事に就く人が多い。だから、大学の学生の年齢は千差万別。しかも、その大半はそのまま大学院に進学するため、卒業して仕事に就くのは20代後半となる。 幼稚園クラスから大学まで、教育費は無料。
デンマークでは、選挙権が与えられる18歳から大人とみなされ(子ども手当も17歳まで)、保護者が親から国へとバトンタッチされる。そのため、大学在学中は一人につき毎月91,000円(5,000クローネ)が国から支給される。大学は「お金をもらって行く」がデンマークの常識なのだ。教育費よりも特殊なのが、デンマークの教育制度である。義務教育期間中、小学校、中学校では、どんなことが得意なのか、どんな職業に就きたいかなどを考えさせられる。

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