「接し方が分からないが、傷つけたくない」。性的マイノリティを特別扱いする日本人に向けたリアルな学園映画。
この間、“女性のような声”を出した男子生徒に対し、小学校教諭が「誰だオカマは」と揶揄したというニュースを耳にした。今でこそ「オカマ」という言葉が肯定的な意味で使われるようになってきているが、“女性的な男性”を馬鹿にするような、その教諭の言葉の使い方が問題だったのだ。セクシュアルマイノリティに対する理解は日本社会で少しずつ広まってきているものの、学校現場で認識が足りない教育者の言動が目に余ることがある。それとは問題が少し異なるが、学校という狭いコミュニティで起きるセクシュアルマイノリティの問題をテーマにした作品が、今回のレインボー・リール東京で公開されるという。
1987年 石川県出身/東京都在住。
大学卒業後、イベントの制作会社にて勤務。退職後、ニューシネマワークショップにて映画制作を学ぶ。現在はフリーランスのイベント/映像ディレクターとして活動中。 【作品歴】『time』(2014年製作)・第12回NHKミニミニ映像大賞 120秒部門グランプリ・福岡インディペンデント映画祭優秀賞 『尊く厳かな死』(2015年製作)・新人監督映画祭コンペティション・中編部門準グランプリ・福岡インディペンデント映画祭企画賞 『カランコエの花』(2016年製作)