くらし情報『5発目:「もう日本製だからって世界で通用するとは限らない」。25歳の漆器の伝道師が提唱するメイド“ウィズ”ジャパンとは│さとり世代が日本社会に起こす、半径5mの“ゆる”レボリューション』

2017年10月24日 10:35

5発目:「もう日本製だからって世界で通用するとは限らない」。25歳の漆器の伝道師が提唱するメイド“ウィズ”ジャパンとは│さとり世代が日本社会に起こす、半径5mの“ゆる”レボリューション

と呼ばれるようになるまでになった事実は確かに世界に通用したからだと思う。フランスにはマリーアントワネットの遺品として漆器が残っていて、最期のときに「これだけは残しておいてほしい」と家臣たちに言ったというエピソードから、マリーアントワネットは僕にとってとても大きい存在。伝統だけを重んじていたら衰退する。伝統は変化してこそ意味がある。
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そんな彼は今は世界に通用していないと思う輪島塗を変化させて、通用させたいという。しかし、“伝統”ある輪島塗を“変える”とは相反する言葉の並びであり、そもそも変えていいものなのだろうか?

伝統って変化してこそ意味がある。伝統だけを重んじていると現状維持をすることになり、衰退していくこともある。そうやって多くの伝統は消え去っていった。

漆もまた、変化してきて今に至るという。

漆はもともと中国発祥のものだった。中国から渡ってきた漆を約9000年日本人の生活にカスタマイズしてきた。そうやって日本の伝統として漆は生きてきた。戦後、漆の変化は緩やかで、革新を起こそうとする人がいなくなった。
変化して、その時代に合った在り方をして生き残ってこそ、伝統といえるのかもしれない。

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