世の中はキャリアウーマンと家庭的な女性だけじゃない。多様な生き方を提案する女性たち。
という希望を持ったり、信じることができるようになったのがここ数年だった。既存のメディアでは表舞台で活躍している人がよく取り上げられて、そういう人たちの輝きを受け取ることも本当に素敵なことで、それと同時に、「身近な憧れ」や「共鳴できる人」「私のアイドル/スター」みたいな人たちの話をもっと聞きたいし、そういう人と話を深めたいよねっていうのがShe isの発端でもありました。
だからこそ、She isのGIRLFRIENDSはジャンルも知名度もバラバラなのだ。テレビや新聞が主流のメディアだった時代は一方的で選択的な情報しか得ることができなかった。しかし、インターネットが生まれてからは新しいコミュニティが生まれる可能性が増えたと二人は信じている。
竹中:インターネットが浸透してからだいぶ経ちましたが、まだまだ「もっとこんなこともできるんじゃないか」って期待をしています。たとえば、今私が東京を普通に歩いているときに、自分と似た考えや興味を持っている誰かが地球の裏側を歩いていたりして。そんな人たち同士をもっとつなげていけたらいいなってずっと考えていて。
野村:名前のついた既存のカテゴリーやジャンルではなくて「想い」