5作目:知られざる「東京の黒人」の思い。“外国人嫌い”で有名な日本で幸せに暮らす人々を描いた映画『Black In Tokyo』|GOOD CINEMA PICKS
人種に対してセンスティブなアメリカからきて、日本の「ブラックミュージック」っていう音楽ジャンルについて聞いたときは、なんだよそれって思ったけど、時間がたつにつれて、ネガティブなことなんてひとつもなくって、リスペクトだけがあるってことがわかったんだ。日本で美容院を営むアフリカ系の男性は、日本人にドレッドヘアーを広めようと積極的だと言う。そこに「リスペクト」があれば、たとえ他者のカルチャーを身にまとっても一概に文化盗用と言えないのかもしれないと考えさせられる。
Photo via Melanin Unscripted
「日本に来る外国人は日本語を勉強しなければならない」
日本でラッパーとして活躍している男性は、日本語を勉強してから暮らしがガラっと変わったという。日本人のアーティストはコラボしづらいという海外からきたアーティストに対しては、「そういう奴に限って日本語を学ぶ努力を一切してない」と言い切る。アーティストとして活動している女性も、「日本語を学ぶことは日本の文化を学ぶこと」と話し、日本語を話せるようになってから日本の生活が変わったと言う。美容室の彼は、一言。「日本に来たい外国人のみんな、まず落ち着いて。