5作目:知られざる「東京の黒人」の思い。“外国人嫌い”で有名な日本で幸せに暮らす人々を描いた映画『Black In Tokyo』|GOOD CINEMA PICKS
日本の文化と日本語を学ぶんだ」
Photo via Melanin Unscripted
広告には白人ばっかりだから黒人のイメージがなくてもしょうがない
それでも日本の既存の「黒人」のイメージが偏っていることは否定できないだろう。それについては、「原宿、新宿、渋谷の街の広告を見れば金髪・青い目の白人ばかりだからしょうがない」と言う映画のなかの男性。「黒人」をバスケの広告以外の場でも見れたならことは変わるだろうと彼は付け足す。黒人の俺たちは他の人種と比べても、特に自分たちで意識的にイメージを作り変えていかないといけないんだ。
Photo via Melanin Unscripted
決して正当化しちゃいけない、日本の“外国人嫌い”というイメージ
日本の“外国人嫌い”のイメージからすると「東京の黒人」についてのドキュメンタリーと聞けば、人種差別についてかと思ってもおかしくない。しかし、『Black in Tokyo 東京の黒人』は日本に対してポジティブな視点を持った人々の姿が映し出されていた。これで、日本の“外国人嫌い”なことが正当化されるわけではないし、存在する人種差別を無視していいというわけではない。