p.20 アパレル企業が「ゴミ野菜」に手を出した。フードロスを減らす、“着る野菜”とは。|『GOOD GOODS CATALOG』
その名も「GOOD GOODS CATALOG(グッド グッズ カタログ)」。
今回紹介する食料廃棄に対する新しい取り組みは、廃棄される食物を「染料」の原料と捉えて洋服の色付けをするというものだ。古来から日本には、「草木染」という天然の植物を染料とする染色技法がある。FOODTEXTILEではその草木染の原料に、廃棄される食物を使用しているのだ。さらに、様々な大手食品メーカーと組み、インパクトを大きなものにしている。例えば、カフェチェーンTully’sのコーヒー豆を使用し「茶色」、飲料メーカーKAGOMEのトマトを使用した「赤」、調味料を製造するキューピーの紫キャベツやレタスなどを使用し「紫」や「黄緑」の色をつくり出している。
キャベツを使用したグリーンのエプロン
フードロスの、アパレル業界への広がり
FOODTEXTILEによって染色された洋服は、現在様々な店やイベントで取り扱われている。メゾンキツネ、URBAN RESEARCH DOORS、ABCクッキングスタジオ、三越伊勢丹 ✖︎SkinAware、音楽フェスKNOCKING ON THE DOORS TINY GARDEN FESTIVALなどだ。