保守的な国ケニアで“出る杭”として活躍する姉弟クリエイティブ起業家から学ぶ「日本人に欠けていること」
「企業の人形になりたくない、好きなことをやりたい」と、それまで取り上げられることのなかったナイロビのアーティストやストリートスタイルを記録し、Tumblrに投稿し始める。自分らしくいることに徹底した彼ら自身のスタイルや視点は国際的に注目を浴び、現在ではSNSだけでも約7万人を超えるフォロワーを世界中に持つ。これはケニアのクリエイターとしては異例の規模だそう。
ヴァルマ:Tumblrにはバイラルを生む力がある。しかも多くの人に長い間リーチする。2年前に私たちが撮ったものが未だにシェアされたりするぐらい。そうやって私たちに興味を持ってくれる人が増えていくの。SNSは成功の大切な要素だったと言えるわ。
今回2manysiblingsを日本に連れて来たのは以前Be inspired!でも取材した、デザインを通じて、アフリカのクリエイティブな視点を発信する革新的なブランド、Maki & Mpho(マキ & ムポ)。ブランドのビジュアルストーリーの共同製作を目的に、来日プロジェクトを立ち上げた。「アフリカ的でなくても、日本的でなくてもいい。2ManySiblingsという彼ら個人の視点、そしてナイロビという特定の環境がおもしろいと感じた」