「子どもにはものではなく体験を与える」。ある母親が提唱し、世界的ムーブメントとなった“ゴミゼロ生活”
①Refuse(不必要なのを断る)買い物のときのビニール袋や連絡先を知っている人からの名刺など、ベアさんは不必要なものを受け取らない。学校の社会見学などで配られるノベルティに対しても子どもたちに受け取らないように伝えているそうだ。「ありがとう、でも大丈夫」の一言で、ゴミは減らせるのだ。② Reduce(必要なものを減らす)たとえば、掃除用洗剤。ベアさんも以前は、窓拭き用、床拭き用、風呂掃除用など、環境にも有害なさまざまな洗剤を、洗面台の下に溜めていたという。しかし、「必要」なものを減らすと決めると、ホワイトビネガーとカスティール石鹸のみで、すべての場所が清潔に保てることに気づいた。掃除する場所によってそれぞれ専用の洗剤が必要だという思い込みは広告会社の策略だとベアさんは強調する。 ③ Reuse(繰り返し使う)プラスチック包装を避けるため、ベアさんが買い物に出向くのは、食料品が裸のまま売っているファーマーズマーケットや、量り売りショップ(BULK)。
パンは布の袋へ、お肉はガラス容器へ、シャンプーやワインは専用のガラスビンへ詰めてもらう。再利用できる容器を使用すれば購入から使用されるまで、ゴミは出ない。