#4 幸せって友達よりも稼ぐことだっけ?“沈みゆく島”ツバルに行って「幸せの方程式」を知った日本の若者たち|「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org
良いものを求められて、自分も良いものを求めてしまう。良いことがあった時に素直に喜べずに、次の良いこと、もっと良いことを考えてしまう。でも、ツバルの人たちは日々の些細なことに幸せを感じている感じだった。イアン:すごいわかる。生きていければ良い。それが幸せなんだ。っていう考えに揺らぎが無かったよね。それは裏返すと、彼らはどう幸せになれば良いのかっていうのに一切混乱がないんだと思う。
日本だと選択肢が多すぎるから幸福をどう得るのか混乱してる。日本では、競争のなかで物事を図ろうとする傾向があると思う。例えば友達のはずなのに、年収を比べて、俺の年収低いみたいな。その手前で、この人と自分が友達であるという関係性をもっと大事にすべきでしょ。それを嬉しく思うことが、幸せなんじゃない?って思った。単純に「周りの人は大切に」ってことだね。ニーナ:うん。向こうにいて日本人は、一番の幸せへの近道であるはずの家族や友達とかそういうところを置き去りにして、仕事を追いかけてるって思った。
ツバルだったら、家族と一緒に暮らすことが一番の幸せだって言ってるのに、今の日本だったら、社会人で親と一緒に暮らしていたら少し引け目を感じなければいけないというのが、ちょっとおかしいかもと思った。