くらし情報『「アメリカを真似しすぎる日本」に危機感を覚えた最年少ギャラリストが作る、2010年代の美術史』

「アメリカを真似しすぎる日本」に危機感を覚えた最年少ギャラリストが作る、2010年代の美術史

自分と似たような系統の人ばかり集まっていたら、イエスマンだらけですから。多様な人たち、こいつとは考え方合わないなってやつを積極的に呼んでました。自分はそれこそ行動が基本的に論理に基づいてないんですよ、だからもう超理屈的な当時映画評論をやっている人とか文章寄稿をずっとやり続けてきた人とかを呼んで下手くそなコミュニケーションを交わして、お互いを理解していったみたいな
そんな場の運営も、彼が20歳のときに終了。だが、そのとき持っていた建設的な考え方は現在のギャラリー運営にも通ずるようだ。

(*1)ギャラリーを持ち、価値を定めた作品の展示と販売を行う職

「公共性のあるスペース」のない東京

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都市が公共性をなくしている、たとえば道の通りかたみたいなルールは「歩く」か「止まる」の二通りしかないし。今新しい条例でさ「みだりにうろつかない」みたいなことが規制対象に定められて。
それじゃ散歩で捕まりますから

壁を白く塗っただけのギャラリーが多い

東京には「公共性のあるスペース」の少なさ以外にも、作家が自分や作品を売り込んでいくコマーシャルギャラリー*2の数が作家の数と比べて圧倒的に少なく、また多くのギャラリー自体が日本のライフスタイルにあっていないという問題があるという。

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