#004 「子どものために用意されたものは、大人にもいいはず」24歳の鍼灸師が“他人の子ども”と暮らして気づいたこと|渋谷の拡張家族ハウス「Cift」が描く未来の生き方
そんななかで、ふとアフリカに行きたくなっちゃって(笑)。
アーヤ:アフリカから帰国してからはどうしていたの? 工藤:鍼灸を無料でうけられるような環境を行政を巻き込んで作れたら良いんじゃないかって思って、伝手で内閣官房に行かせてもらえたときがあったんですけど、お灸ってエビデンスが少ないんですよね。それでデータがあまりないし、火を使うから火事の危険もある。いろいろハードルを感じたうえに、国から支援をもらってたら、自分が持続的じゃないって気づいたんです。じゃあまず自分がどこの場所でもお金を稼げるようにしようって思って、デザインを学び始めました。 同時に、 名古屋にあるエコビレッジに住んでいて、畑で作物を育てたり、自然の中でサステナブルな生活をしていました。でも、当時23歳ぐらいだったから、もっと色々なこと経験したいなって。そこでもたくさんの学びをいただいたのですが…。
一度は最先端の東京に出なくちゃ!っていう典型的な田舎者の思考ですけど、そう思っていたら、ご縁が重なって、東京でかずおさん(Ciftメンバーの河村和紀。映像制作等をやっている)のアシスタントをすることになったんです。