#004 「子どものために用意されたものは、大人にもいいはず」24歳の鍼灸師が“他人の子ども”と暮らして気づいたこと|渋谷の拡張家族ハウス「Cift」が描く未来の生き方
ただ、Ciftの共有スペースの空間は、机の角がいっぱいあったりして危ないので、子どもには適していない場所だなとは思っていますね。 アーヤ:今、まさきくんと何人かで、子どものためのシェアハウスを作る話も出ているんだよね? 工藤:僕が主体的にやるかどうかはわからないですが、Ciftメンバーの何人かと「子どものための大人の空間」っていう場をつくりたいっていう構想を練っています。子どものために用意されたものは、きっとすべて大人にもいいはずなんです。机とかの角がなければ、子どもにとって危なくないけど、それは大人にとっても危なくない。子どものために動物を飼うってなったら、大人にとっても癒しだし。子どものカラダにいいごはんは、絶対に大人にとってもいいじゃないですか。子ども目線でいろいろつくると、結局まわりまわって大人にとってもいい空間がつくれるんじゃないかなって思っているんです。
親以外の大人が子どもと密に関わる“選択肢”を増やしたい
アーヤ:Ciftや、Ciftメンバーと一緒のシェアハウスで過ごすなかで、家族観は変わった? 工藤:そもそも家族のことであまり苦労したことがないから、家族について深く意識したことがないんですよね。