#004 「子どものために用意されたものは、大人にもいいはず」24歳の鍼灸師が“他人の子ども”と暮らして気づいたこと|渋谷の拡張家族ハウス「Cift」が描く未来の生き方
友達の子どもとかと多少遊ぶことはあっても、こんなに密に関わらせてもらえるって、すごい貴重だよね。ありがたい…。まさきくんは、「将来子どもを持ちたい」って昔から思っていたって、前に話していたけど、将来自分が子どもをこう育てたいとか、こういう環境に居させたいとか思うようになった? 工藤:もともとお母さんだけが子どもを見るスタイルはいやだったんです。お父さんは仕事ばっかりして全然会えなくて、お母さんだけ子どもと過ごせるって…ずるいです!(笑)だから、フリーランスの道を選んだっていうのもあるんです。デザインとかパソコン作業だったら、子どもを見ながらできるんじゃないかとか思い描いていたんですよ。 でも、どんなにフリーランスでやっていても無理だなっていうのは、子どもと密に関わらせてもらうようになって実感しました。子どものことが気になって集中力が途切れるとか、物理的に関われない時もありますし。 あと、さおたんの家族は僕にとって理想の形だったんです。
お互いフリーランスで会社をやっていて、子どもの面倒を二人とも見られるっていう。でも間近で見聞きしていると、産後数ヶ月で復帰したり、手当てや育休が出ないこととか、大変なこともいろいろ見えてきたのはすごい学びでしたね。