#002「恋愛観や政治的な見解が合わない人も呼びたい」大学生2人が“壁のない”30時間イベントを開催する理由|#すべてをつくる 都市型フェス『M/ALL』への道
「世界と自分をどこまで接続するか」というのは、ご自身のイベント、Making-Love Clubでも取りあげていたトピックですよね。今回のプロジェクトとお二人の普段の活動は、やはり多かれ少なかれ連動してるのでしょうか?haru.:今回のプロジェクトは、自分たちが普段やっていることの延長線上にあるんです。これまでHIGH(er) magazineが、多くのクリエーターと誌面上でコラボレーションをして、政治的・社会的なトピックを取り上げてきました。それが誌面から飛び出たみたいな感覚ですね。唐突じゃない。
駆け出しのクリエイターの参加で敷居を低く
ー今回たくさんのアーティストが参加しています。エンターテイメントの世界にいる人が自分の社会的、政治的な姿勢を表立って世間に示すのは、あまり日本では見かけないことですよね。これは最近の流れだと思いますか?えりな:M/ALLの前身は、数年前からあるんです。
2012年に「脱原発」をテーマにしたロック・フェスティバル「NO NUKES FES」が、坂本龍一さんの呼びかけで始まりました。だからこれまでになかった、というわけではないんですよね。haru.:ただそういったビッグネームばかりが揃ってしまうと私たちみたいな駆け出しのクリエイターは参加しづらい雰囲気があって。