#002「恋愛観や政治的な見解が合わない人も呼びたい」大学生2人が“壁のない”30時間イベントを開催する理由|#すべてをつくる 都市型フェス『M/ALL』への道
M/ALLはその実験の場でもあるんです。haru.:実際、私やえりなはメディアに出たり、大手企業の広告にモデルで起用されたり、消費の対象になっている部分もあって。でも、それで人に知ってもらうことで活動を後押ししてもらうきっかけにもなるから、消費自体を否定はしません。ただ、今後はバランスをとっていきたいなとは考えています。えりな:一時は、路上も「消費」だったと思うんです。デモや街宣が自意識の矛先として機能していた。そこはSEALDsが変えた部分なんじゃないかな。「自分の言葉で話す」というのはSEALDsが最も重要視していたところ。
フライヤーやプラカードのデザインにこだわったのは人に届けるためだったから、それがメディアの目について、確かに表面的には消費されていたように見えていたのかもしれないけれど…。M/ALLというタイトルにはショッピングモールという意味での“モール”も掛かっています。クリーンにしすぎるのではなくて、“消費”そのものの付加価値も認めていけたらいいんじゃないかな。(*2)「DON’T TRASH YOUR VOTE」。2016年、SEALDsと12XUがコラボレーションしたキャンペーン
▶︎これまでのM/ALLの連載はこちら・#001「国会前とクラブは同じ社会の空間でしょ」。