#006 国際ニュースメディアで“現代の多様な家族”を伝えてきた編集者は、なぜ自分の家族を40人に拡張したのか|渋谷の拡張家族ハウス「Cift」が描く未来の生き方
Ciftはおもしろい大人が集まっているから、みんなが遊んでくれたら、それだけで子どもにとってすごい財産になるだろうなって思った。
5月19日に開催されたCift1周年イベントでは、「拡張子育て」をテーマとしたセッションで笹川さんもトークをした。Photo via Cift
「知らない」から怖くて遠ざけたくなる
アーヤ:暮らしを共にすると、一緒に過ごす時間の長さも頻度も違うもんね。私は独身で子どもがいないけど、時々30分とか1時間とかCiftキッズたちと一緒に過ごすのはいいリフレッシュになるし、違う視点をもらえたり、視野が広がる感じもするんだよね。だから「負担をシェアする」っていう感じではなくて、むしろエネルギーをもらっている感じがしてる。 あと自分のなかで発見だったのが、この間電車のなかで泣いている子がいた時、即座に笑いかけられたんだよね。それまで気にかかりはしても「笑いかけて泣きやまなかったらどうしよう…」って思っちゃって、行動できなかった。でもCiftで小さい子たちと過ごすなかで、「子どもって泣くのは自然なことなんだ!」って知ったからできたんだと思う。
笹川:わかる。私も子どもが生まれるまでは、友達のお子さんとか抱いて、泣いちゃうとすぐ返していたから(笑)。