「ソーシャルメディアに誘拐された」と話すアーティストが考える、“現実世界とSNS上に生きる二人の私”
「私ってソーシャルメディア上でアクティブすぎる?」などと、自分が他人からどう見られているのかを幼いうちから気にしなければならなくなっているだろう。ここでさらにヨウイは、アーティストの自分自身について、こんな興味深い発言をした。彼女のインスタグラムのアカウントを見て連絡してきた人が、彼女がアーティストではなくアーティストの被写体だと思い込む人もいるのだ。それがさらに、彼女が自身の“二面性”を強く意識せざるをえなくしているのかもしれない。
私は自分のことをJohn Yuyiという名前の歌手かアーティストと契約を交わした事務所みたいに感じる。私が男性で、いつもガールフレンドを被写体に写真を撮っているのだと思っている人もいるし。
彼女のソーシャルメディアとの付き合い方
ソーシャルメディアの日常的な使用が、ティーンエイジャーの精神面に悪影響を与えているという研究結果が出ている。彼女にとってはどうなのか。
ソーシャルメディアを使って仕事を得ているアーティストとしてソーシャルメディアを使い続けることには当然、困難もある。ソーシャルメディアの世界は圧倒的に速く、5日間何も投稿しなかっただけでまるで一ヶ月間投稿していないように思われたと彼女は話す。