くらし情報『「ぼくは子どもたちの未来に選択肢を残したい」。元メッセンジャー、現タネの専門家の彼が育む小さな種の大きな話』

2018年9月19日 11:41

「ぼくは子どもたちの未来に選択肢を残したい」。元メッセンジャー、現タネの専門家の彼が育む小さな種の大きな話

と話しつつ当時を振り返ってくれた。

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種屋って農家が種をまかない時期は仕事が減るので、冬はほぼ休業状態になるんです。だから普通、花や肥料も扱ったりするんですけど、野口は「種しか扱わない」が信条だったので、ぼくらスタッフは冬の間、自由に自分の時間を作ることができました。ぼくは冬の間は、主にT.Y.FARM(現 青梅ファーム)の手伝いをしていました。種を買いに来た彼らが「人手が足りない」って言うから、「じゃあ手伝うよ」って。で、そのうちチームで進める農業に魅力を感じ始めて。野口も理解してくれたので、昨年12月に野口種苗研究所を退職して、今は青梅ファームの種苗担当です。まあ相変わらず人手が少ないので、種だけでなく、農作業全般なんでもやっています。

思わず育ててみたくなる。明るい種の話。

今年4月に主要農作物種子法(以下、種子法)が廃止されて久しいが、その是非を巡る議論は相変わらず農業界を中心に続いている。廃止されたばかりの種子法を復活させようという動きもあるほどで、その余波はまだ収まる気配をみせない。また、種子法廃止に合わせたのか、種苗法の改正も検討され始め、島田さんのような野菜農家にとっても、種をめぐる今後の動きは気を揉む問題になりつつある。

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