新垣結衣インタビュー 22歳を迎えたいま、理想の人は「背中を押しあえる人」
新垣さんは「完成した作品を見て、自分の過去を見ているような不思議な気分になった」と物語、そして紗枝への強い共感を語る。
「もちろん、全く同じ状況ではないですが、学校で青春時代を送ったし、将来に悩む自分もいました。上京するときの思いもそうだし、『これからどうなるんだろう?』という不安、周りが見えなくなってしまうこと…全て自分が経験したことのある感情でした。改めて、自分の一部になった作品だったんだなと思います」。
新垣さん自身、モデルとしての活動を開始し、今年はちょうどデビュー10周年。つまり芸能生活を始めてから過ごしてきたのと同じ時間を、劇中で演じているわけだ。インタビューの最中に自身の“10周年”に初めて気づき、なぜか慌てる新垣さん。
「密ですね。
『あんなことも、こんなこともやってきた』と考えると長いですが、いま、こうして初めて気づいてみると『もう10年!?』って感じで…よく分からんですね(笑)。きっと、紗枝たちにとってもいまの私と同じ気持ちなんじゃないかな?思い出すことがいっぱいあって、ギューギューなんだけど、でもたぶんあっという間で…。いや、どうなんでしょうね?長いのかな…?」