性的マイノリティ扱う「アジアンクィア映画祭」今年も開催 過去には人気俳優出演作も
(Photo:cinemacafe.net)
レズビアン、ゲイ、バイセクシャルにトランスジェンダーといった性的マイノリティ(=クィア)を扱ったアジアの映画のみを上映する映画祭として注目を集める「アジアンクィア映画祭」。3回目となる今年も、東京・六本木のシネマート六本木にて、5月20日(金)から29日(日)までの間に計6日間の日程で開催される。
レズビアンおよびゲイをテーマにした作品を扱った映画祭としては「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」が今年で第20回を迎えるが、アジアのクィア映画に焦点を当てたこちらの映画祭は2007年に創設。隔年で開催され、徐々に話題を呼び、今年で第3回目を迎えることに。
過去には、2007年の記念すべき第1回目には、韓国で初めて同性愛者であることをカミングアウトした監督、イソン・ヒイルの作品で、後に日本でも劇場公開されて話題となった『後悔なんてしない』(※映画祭での上映時は『悔いなき恋 −NO REGRET−』)の本邦初上映が行われたほか、第2回では、『台北に舞う雪』にも出演した台湾の人気俳優、モー・ズーイーがゲイの青年を演じた『蓬(よもぎ)の花』が上映された。
今年もアジア各国から、話題の長編、短編が集結する中、最大の目玉と言われているのが、アジアの西端、ヨーロッパとの境に位置するイスラエルとフランスによる合作『秘密の祈り』。