くらし情報『スティーヴン・ドーフ インタビュー S・コッポラが導いた新境地は“優しい人”』

2011年3月22日 13:51

スティーヴン・ドーフ インタビュー S・コッポラが導いた新境地は“優しい人”

37歳になったいまも昔も正直でいたいと思ってる。でも、若い頃はやっぱり生意気だったな(笑)。ハリウッドへの反抗心はあったのかもしれない。だから、出演作もダークな内容のものを選びがちになり、演じるのも悪役ばかりになっていた。でも、ソフィアは『あなたは優しい人も演じられるはず』と言ってチャンスをくれたんだ。とても感謝してる。リアルな感情を持つジョニー・マルコという男を演じさせてくれたこと、そして役者としての僕を信じてくれたことにね」。

本作におけるスティーヴン、そして愛娘・クレオを演じるエル・ファニングの素晴らしさは筆舌に尽しがたい。
何もせず、そこにいる。それでいて演じる人物の心の機微を自然に観客へ伝えることに成功している。
「これは本当に大変だった。クセのあるキャラクターを派手に演じるのはとても簡単なことだけど、今回は裸のままで演じるような気持ちだった。芝居をやり過ぎたら、映画のすべてをぶち壊すことになってしまう。いままで演じた中で最も難しい役だった。嘘っぽくなく演じたかったんだ。実は撮影中はジョニーとして過ごすようにしたから、当初は少し荒んだ気持ちになっていたんだ。
これは疲れ切った男が、娘と過ごすうちにクリアな自分を取り戻す物語だからね。

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