2011年6月21日 13:03
エル・ファニング インタビュー 切ない恋心に演じながら胸キュン!
(Photo:cinemacafe.net)
決して声高に存在を主張する役ではない。それでも視線はつい彼女を追ってしまう。本当はまだ子供でいていいはずなのに、環境が彼女にそれを許さない。子供と大人のはざまで揺れる危うさ、アンバランスさが何とも切なく、そして美しい。一時期使われた“ダコタ・ファニングの妹”という枕詞はもう不要だろう。『SOMEWHERE』でスティーヴン・ドーフの娘役で絶賛されたエル・ファニング。J.J.エイブラムスとスティーヴン・スピルバーグによる『SUPER 8/スーパーエイト』では、複雑な家庭環境に育ちつつも、仲間と共に成長していく少女を演じている。いまだ物語の詳細については大部分が伏せられた、謎多き本作について彼女がその一端を明かしてくれた。
アリスのおてんばな部分はそっくり?
どこか恐ろしげな雰囲気を漂わせつつ、一方で“21世紀の『E.T.』”とも称される本作。思いがけずに世界の秘密を目撃してしまった少年たちのひと夏がつづられる。
「正確には男の子の集団と私ね。舞台はオハイオの小さな町で時代設定は1979年。私たちは事件とは無縁の町に住んでいたんだけど、ある日、スーパー8カメラで映画撮影をして遊んでいたら、トラックと貨物列車の衝突事故に遭遇するの。