『婚前特急』吉高由里子インタビュー 「がむしゃらに“人”を感じたい」
「こんな感じと思ってるのは、振り子のような関係。お互い何かに触れて揺れているんだけど、気が付いたら同じ振れ幅、方向で揺れていられたら気持ちよくいられるかな、と」。
いまは恋愛よりも仕事!かと思えば、コトはそんな一筋縄ではないようで…。「演じることを始めて5年くらいになるけど、いまだに慣れない」、「本読みやリハーサルのときは行きたくなくて吐き気がするし、嫌になると眠気が襲ってくる」と仕事に対しても超ネガティブ発言を連発する。
「いまだに職業欄に“自由業”とか震える手で書いてますからね(笑)。でも、行かないことの方が怖くて、自分を待っている人たちを蹴ってまで進める目的もないので、拾いに行ってます(笑)。ただ今回、目覚めたという部分では、初めてのコメディで、みんなで『ヨイショ!』ってやったらリアルに『ワッショイ!』って返ってきたんですね。その“ヨイショ、ワッショイ”が楽しくて。
人がゲラゲラ笑ってくれるのがこんなに嬉しいことなのかって知りましたね。感動する映画に出て泣かれるよりも、笑ってもらった方が純粋に嬉しいんだなって」。
「本能以外の感情や言葉、表情、気持ちをさらけ出すのが女優」
逃げ出したくなるような“恐怖”で自分を追い詰めつつ、彼女は楽しんでいる(勝手に断言させてもらうが…)。