くらし情報『『星守る犬』玉山鉄二インタビュー 「役者として“職人”でありたい」』

2011年6月3日 16:55

『星守る犬』玉山鉄二インタビュー 「役者として“職人”でありたい」

毎日のように西田さんやスタッフたちともたくさん飲んで。現場は本当にファミリーみたいな感じで、すごく良いコミュニケーションを取りながら撮影することができました。僕は、おとうさんとその愛犬・ハッピーのことを想像しながら旅をしていく役だったので、現場で西田さんのお芝居を拝見することで自分の背中を押してもらえたし、責任感が強く出ました」。

奥津に共感するところ、自身との共通点などはあるかと尋ねると、「役にアプローチして行くなかで、あまり自分を基準にものを考えないんです」という答えが返ってきた。
「例えば自分にこういう要素を足していくと近くなるなとか、そういう方法じゃなくて。僕は人格って、1つ違えば全く別の人間になると思っているので、あまり自分を軸に物事を考えないようにしてます。そして、共通点は…たぶん、あまりないと思う」。

奥津がおとうさんとハッピーの足跡を求めて名寄から東京に行き、北上して行くロードムービーでもある本作だが、実際の撮影は北海道から南下していくという、物語とは逆行する形で進められた。
「これは奥津の成長の物語でもあります。ただ、彼が心の扉を徐々に開いて行く過程、彼の成長を分かり易く表現するのは、監督とも『どうなんだろう?』と話し合いました。

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