2011年6月10日 15:29
松本人志監督インタビュー 時代劇で「切腹が嫌でジタバタする男を撮ってみたかった」
松本さん自身、自分の娘が成長し、自分を叱咤激励するときの姿を想像しており、「自分の理想の娘像を書いたつもり」と話した。娘に叱られシュンとなっている松本さんの微笑ましい姿を主人公に重ねてみると作品をより面白く観ることになるだろう。
竹原和生の出演もこの映画を特別なものにしている。
「映画を撮ると決めたとき、野見さんと竹原くんと芝居のできる女の子、この3人は最初から構想にあった。竹原くんとは、以前『HEY!HEY!HEY!』で何度か会っていて、彼の歌の力強さに惹かれていました。ライブ会場に直接交渉に行き、快く引き受けて頂きました」。
「人を楽しませたいと思う気持ちはずっと変わらない」
さて、次回作の構想はできているのだろうか?
「やるならぜんぜん違うものを考えなくちゃ、と思っています。今回は時代劇ですが、特に殺陣のシーンは無いんですね。
おとぎばなしと思って欲しい。今回撮ってみて感じたんですが、追い込まれる男を撮るなら、自分が演じないほうがいいなと思ったんです。自分で演出して自分を追い込んでもね…。今回演出に徹したことは良かったと思います」。
松本さん自身は追い込まれたときはどうなるんですか?と聞いてみると、「最近はあまり煮詰まることもなくなりました」