【TIFFレポート】加瀬亮、デニス・ホッパーの息子と朝4時までの付き合いを明かす
「ヘンリーとミアは2週間ほどのリハーサルを終えた後だったんですが、監督と4人でカフェに行って『仲良くやれよ』と言われました」。特に共演シーンが長いヘンリーについて、加瀬さんは言葉を濁しつつ「みなさんのイメージとはものすごく違うと思います。お父さんの血を継いでるだけあります。こないだある映画祭から逃げ出して戻ってこなかったという話も聞きました」とその素顔を明かした。
撮影中もホテルの非常階段を通じて互いの部屋を行き来していたそうで「いつも朝の4時くらいまで僕の部屋にいました。僕は英語のセリフは初めてなので、撮影の前日も覚えたりしたかったんですが全く出来ず…。ヘンリーもセリフを全く覚えておらず(苦笑)。でも監督は何をしても現場で笑ってました」と2年前の撮影を楽しそうにふり返った。
劇中、ヒロシが手紙を読むシーンがあるが、それが日本語の手紙ということで小道具スタッフから手紙を用意するように頼まれたそうで「でも昔の言葉で旧仮名遣いなので、文学を教えている友人や100歳を超えている方、実際の特攻で生き残った方の元を訪れてチェックしてもらいました」と明かした。『硫黄島からの手紙』に続いてのハリウッド作品となったが「自分の中に新しい風が入ってくる」