くらし情報『ドイツの新鋭A・フェーリング 30歳のいまだからこそ演じられた、23歳のゲーテ』

ドイツの新鋭A・フェーリング 30歳のいまだからこそ演じられた、23歳のゲーテ

実に7歳の年の開きがあったが、今回の役柄に関してはその差がうまく作用したようだ。
「確かにいまふり返ってみて、もしも役柄と同じ23、4歳の頃にこの役を任されていたとしても、演じきることはできなかったと思います。演じるにあたって自分自身の経験を反映させた部分が大きかったので、まず人生経験が足りなかっただろうということ。そして何より俳優としての技術や経験の不足という点。演技の中での自由度というのは、何年もの積み重ねの中で培われていく。いまこの年齢だからこそ、23歳のゲーテを演じることができたと改めて思います」。

元々、10代前半の頃から劇団に所属していたというアレクサンダー。「舞台に立ち、注目を浴びることが好きだった」とふり返るが、大人へと成長していく中で職業としての俳優というものを意識し始め、自らの足りない部分を補うべくベルリン演劇大学へと進学。
少しずつ頭角を現していく。

映画の中で父の反対に遭って詩人の夢をあきらめようとするゲーテに対し、シャルロッテは「自分を信じなさい」と叱咤する。才能と努力、そして挫折を自らの内に積み重ねていくが、同じ表現者としてアレクサンダーは挫折を何より成長の糧として大切にしてきたという。

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