シネマカフェ的海外ドラマvol.226 おしゃれ&セクシー!“大人”ドラマ 中級編
さらに、女性陣からはジミーの若き母親を演じるグレッチェン・モルが自身の代表作『ベティ・ペイジ』での熱演に負けないセクシーさを発揮しています。もちろん、彼らがそれだけの奮闘を見せるのは、演じる人物の内面や人間関係を語る上で欠かせない要素となっているから。まさに、「ボードウォーク・エンパイア」は“大人な”物語が“大人な”描写と共に楽しめる大人ドラマなのです。
実際、「ボードウォーク・エンパイア」を放送するHBOは、“大人な”物語が“大人な”描写と共に楽しめるドラマを世に送り出してきたケーブル局。最近の話題作で言えば、ケイト・ウィンスレットが大恐慌下に生きるヒロインを熱演したミニシリーズ「ミルドレット・ピアース 幸せの代償」などが挙げられます。ヒロインの恋人を演じ、エミー賞助演男優賞を受賞したガイ・ピアースがユーモアたっぷりに「ケイトとたくさんセックスしたら、こんなにも素晴らしい賞をいただけました」とスピーチしたことからも本作の“大人な”描写が分かるというもの。そのほか、「glee/グリー」でいまや青春ドラマの第一人者となった敏腕クリエイター、ライアン・マーフィーが学園世界を離れ“大人な”描写をふんだんに駆使した「アメリカン・ホラー・ストーリー」