【シネマモード】日本の「家族」を感じる映画vol.1 『ももへの手紙』
コミュニケーションとは、放っておいてもひとりでに上手くいくことではありません。それは、近い存在である家族ならなおのこと。そんなことに改めて気づかせてくれる本作を観た後は、いつもより、大切な人をもっと思いやりたくなっている、健気な自分を発見できるかもしれませんよ。
最後に、ちょっと面白い話題をひとつ。本作の監督、沖浦氏の才能に太鼓判を押す巨匠・押井守監督が、ネット、SNSに右往左往する現代人の姿を通して、真のコミュニケーションを問う「コミュニケーションは、要らない」という本を幻冬舎新書から出しています。この映画とこの新書。なんだか繋がりが面白いと思いませんか。ご興味があれば、映画と一緒にこちらもぜひ。
(text:June Makiguchi)
特集「LOVE,HOME,CINEMA」
http://blog.cinemacafe.net/special/120309/
■関連作品:
ももへの手紙 2012年4月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開
© 2012『ももへの手紙』製作委員会
■関連記事:
親子だから分かり合える感動とは?『ももへの手紙』親子試写会アンケート発表
西田敏行、田中みな実アナからの妖怪扱いに苦笑い
船越英一郎、出演作でない『ももへの手紙』をアピール!「出ていないのはおかしい!」