くらし情報『「勉強、勉強」の韓国教育事情に驚愕! 『コッホ先生〜』試写会に現役教師が登壇』

「勉強、勉強」の韓国教育事情に驚愕! 『コッホ先生〜』試写会に現役教師が登壇

それは韓国が日本よりも国家とか社会からの影響が強いからだと思います」と考察。オーストラリア出身のウィルチさんも韓国で5年間過ごした経験を持つが、実際に韓国の学生たちは「勉強・勉強・勉強の日々。学校の後も塾に行って、その次に塾での内容についていくための塾に行って…社会の中で学ぶ時間が少ないんです」という激しい受験戦争が繰り広げられる韓国の教育事情を明かし、会場を驚かせた。

さらに、『コッホ先生と僕らの革命』のストーリーのきっかけでもあり、いま日本でも取り沙汰されているいじめ問題について話が及ぶと、顔を曇らせる一同。韓国では厳しい受験戦争のストレスからか、いじめのエスカレート化が深刻な問題になっていると言い「学生たちは苦しい状況の中、学校に通っています」(クォン准教授)と明かす。ウィルチさんも「一番多いのが、無視して“いない者”扱いするものですね。でもオーストラリアの場合は友達や家族に相談しやすいカルチャーがあるので、日本や韓国よりもいじめから抜け出しやすい環境です。やっぱり受験によるプレッシャーや自由な時間がないことが原因で起こっているように感じます」と悲しげな表情を見せた。
本作でも帝国主義が支配する窮屈な社会の中で生きる生徒たちの姿が描かれている。

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