「勉強、勉強」の韓国教育事情に驚愕! 『コッホ先生〜』試写会に現役教師が登壇
水越教授は本作をふまえ「1874年というのは、(本作の舞台となる)ドイツも日本も遅れて帝国主義でした。ここでは、いまとはまた違った“学校”が描かれています。いじめも現代のものと少し違っています。ただ、日本の多くの学校教育システムは、ドイツの軍隊を育てる機関から入って来たものなんです。だから、日本でも韓国でも間違ったら怒られるんじゃないかとか感じるのはそういうシステムがいまだに底で流れているからなんです」と、日本とドイツの教育現場の意外な関係を明かしてくれた。そして、最後には「しかしこの映画は、そんな中でも将来の夢や希望もしっかりと描かれていました」と、いつの時代も変わらぬ子供たちの未来を思う教師の心に目を細めていた。
今回の試写会を企画・運営したのは神田外語大学の学生たち。“明日のコッホ先生”を目指す来場者のために、この日参加した現役教師たちとの交渉や会場の手配までの一切を彼らが担当した。
教育現場からの真摯な言葉に胸を熱くたぎらせながら、イベントの成功に一安心といった様子だった。
『コッホ先生と僕らの革命』が9月15日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。
特集:『コッホ先生と僕らの革命』/宣伝体験記
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コッホ先生と僕らの革命 2012年9月15日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開
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