『トリック劇場版 ラストステージ』 マレーシアで初海外ロケ、豪華ゲストも
そして「今回の完結編には、”トリック"シリーズの原点に帰るというテーマもあり、シリーズ中ずっと引っ張っていた奈緒子の出生の秘密にもスポットライトが当たりますので、“トリック”の集大成を飾るのにふさわしいこの場所で撮影ができたことに運命を感じます」と"トリック・ワールド"の完結編にふさわしい場所だとの感慨を語っている。
2000年のドラマ版から始まった「トリック」は、超常現象や超能力にからめた事件のからくりを、仲間&阿部の凸凹コンビが、コメディータッチで解き明かすミステリー。「八つ墓村」などで有名な横溝正史の小説のパロディーが多く、主に閉鎖的な日本の山村を舞台に描いてきた。海外ロケはこれまでの世界観を一変するチャレンジでもある。
ストーリーは、ジャングルの地下に眠るレアアースの開発をめぐる事件を解決するという。日本の業者と、立ち退きに応じない奇妙な部族との騒動を描く。そして完結編らしくゲストも豪華な顔ぶれがそろった。東山紀之が貿易会社社員、北村一輝が医師、水原希子が現地部族をそれぞれ演じる。
東山は「トリックの世界観は以前から僕も知っていたので、うれしい。監督からはどんな状況でもスーツをきちっと着て、ピシッとしている役柄と言われた。