トム・ヒドルストン&ティルダ・スウィントン、“吸血鬼”は20歳の年の差カップル
そして、アダムの永遠の恋人・イヴ役を演じたのは、『ブロークン・フラワーズ』『リミッツ・オブ・コントロール』に続き、3度目のジャームッシュ作品となるオスカー女優ティルダ・スウィントン。ティルダは今年52歳を迎えており、何と吸血鬼版“アダムとイヴ”は、20歳の年の差カップルだったのだ。
劇中でもイヴに甘えてみたり、逆らえない面があったりと、ちょっぴり尻に敷かれている(?)アダム役のトムは、「イヴはずっとアダムより広く、彼の脆さを包み込むことができます」と2人の関係を表現する。
「それはただ、とても美しいストーリーです。お互い愛し合い、認め合った2人の人間の間で、彼らはたまたまヴァンパイアだったのです。永遠の命という文脈の中で愛を探求するというアイデア、もし不死身という挑戦を課されていたら?それは神の恵みか、それとも呪いか?それは互いへの責任(コミットメント)にどう影響を与えるのか?ということだと思います」と、何千年も生き続けた吸血鬼の恋人たちの、かつてない愛の形と世界の魅力を語った。また、常にマイペースで自分の作りたい映画だけを撮り続けてきたジャームッシュ監督も、「人間の愛(恋人同士)