トム・ヒドルストン&ティルダ・スウィントン、“吸血鬼”は20歳の年の差カップル
と、吸血鬼の愛(恋人同士)の違いを感じる点はありますか?」の問いに対して、本作のこのカップルを「違いなんてないよ。人間だろうが吸血鬼だろうが、ラブはラブだ。ただし吸血鬼たちは超人的存在だけど、こと愛に関しては人間と同様だと言えると思う」と話しており、世が21世紀に移り変わっても、普遍に続く愛について考えを示している。
ジャームッシュ監督独特のオフ・ビート感でユーモラスかつ、皮肉たっぷりに描かれる、孤独と闇の世界でひっそりと生きる、永遠の命を持つ吸血鬼たちの日常。
これまで、『マイティ・ソー』シリーズや『アベンジャーズ』など、アメコミ作品のイメージが強かったトムの新境地ともいえる本作での憂いを帯びた吸血鬼の姿と、そして中世的な容姿が神秘的なティルダの姿は、人間世界の年齢の差を超えた世界で一番妖しくエレガントで美しい吸血鬼のカップルとして、永遠に映画史に刻まれることになるかもしれない。
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』は12月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開。
(上原礼子(cinema名義))
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ 2013年12月20日よりTOHO シネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開
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