くらし情報『【インタビュー】直木賞作家・白石一文 初映像化への想い~時代とネットと体温と~』

【インタビュー】直木賞作家・白石一文 初映像化への想い~時代とネットと体温と~

永作さんが演じる亜紀は、時代に翻弄されながら自らの運命を必死に選び取ろうとする役どころ。さらに29歳~40代と演じる年齢の幅も広い。つまりは難役だ。そんな彼女を取り巻く江口さんを始めとする脇を固める俳優たちが演じる登場人物たちの心の複雑さも想像するに難くない。このキャスティングを原作者という立場からはどう見えるのだろうか?

「永作さんが出演されると聞いて、とても嬉しかったですね。綺麗な人もそうじゃない普通の人も演じられる方ですから。『八日目の蝉』なんてもの凄い演技力だと感じました。まさか『Ribbon』(アイドル時代に所属していたグループ名)の人がこんな素晴らしい女優さんになるなんて思ってもいませんでしたが(笑)。
この作品では子どもを生むことが大事なファクターになってくるので、その点でもよかった気がします。彼女は現実に2人のお子さんのお母さんでもあるわけですから。(康に関しては)特にこういう人でとイメージはしていなかったけど、どの俳優さんも演技力は抜群ですから役柄については何の心配もしていないんです」。

ネット、特にSNSが流行り始めてから視聴者の声がより大きく聞こえてくるようになった現代のTVドラマ。

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