【シネマカフェ的海外ドラマvol.319】ドラマ俳優の“映画な顔”vol.1/「ダウントン・アビー」
伯爵一家の遠い親戚とは言え、自身は中産階級の弁護士として質素な暮らしを送ってきたマシューと、貴族のプライドと共に人生を歩んできたメアリー。そんな2人が心と心のすれ違いを繰り返し、戦争という歴史の波に翻弄されながら、「高慢と偏見」(※ジェーン・オースティンの長編小説)ばりのロマンスを繰り広げる展開は「ダウントン・アビー」の注目ポイントとなりました。
貴族の生活に興味を持てないながらも、芽生え始めるメアリーへの恋心と向き合いながら、一家と運命を共にしていくマシューは人気キャラクターへと成長。それに伴い、ダン・スティーヴンス自身の注目度も急上昇し、薄いブルーの瞳に魅せられる女性が続出しました。
そんなダンが英国貴族の世界から飛び出し、大胆な方向転換を見せている映画が『ザ・ゲスト』。アメリカの田舎町を舞台にしたこの作品で、ダンは戦場から帰還した米軍兵・デイヴィッドを演じています。映画開始早々、デイヴィッドは亡き戦友の最期の言葉を伝えるべく、戦友の家族が暮らす家を訪問。礼儀正しく、笑顔も素敵で、カリスマ的魅力たっぷりのデイヴィッドは当然のように一家に溶け込んでいきますが、次第に思いも寄らない真実が明らかになり…。