世界の巨匠が問う家族の在り方…ミュージカル版『リトル・ダンサー』『ゴーン・ガール』ほか
(Photo:cinemacafe.net)
イギリスで記録的大ヒットをした『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』が、ついに日本に上陸する。本作は、日本でも大ヒットしたスティーブン・ダルドリー監督作『リトル・ダンサー』のミュージカル版。バレエを通じて、父と子が愛を再確認する感動の物語だ。
本作を始め、12月の公開作でひと際目立つのは、キム・ギドクやデヴィッド・フィンチャーなど、世界各国の有名監督たちが手がけた“家族”をテーマにした作品ばかり。良くも悪くも昼夜、生活を共にする家族。悩みを共有したり、安心を得られる一方で、“最も近くて最も遠い”存在に感じることもしばしば。一見、いかにも幸せそうに見える家庭が、実は周りの人には知られたくない問題を抱えているというのも、決して珍しいことではない。
ひとつ屋根の下でも、日々ドラマは起きている…となれば、ミドルエイジを迎え、家族を持った監督たちの作品も、その描き方はさまざま。
今回は、一見まったく異なるが、実は“家族”という共通のテーマを描いた4本の新作をご紹介。
●『ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー』12月5日公開
1984年、ストライキに揺れるイギリス北部の炭鉱の町。