女性たちが観た『アメリカン・スナイパー』悩みを抱えた夫を…支える妻か? 導く妻か?
素晴らしいとも思ったけど、きっと自分にはできないな…と思った」(20代前半)など、タヤと自身を重ね合わせて本作を観賞したという女性たちも多かった。戦場に心を置いてきてしまった夫・カイルを“家族”として繋ぎとめようとする彼女の葛藤にもぜひ注目してほしい。
最後にもう1問。戦場から帰ってきた夫と、会社から帰ってきた夫を同じ天秤で測るのは難しいかもしれないが、悩みや葛藤は日常生活の上でも誰もが抱えるもの…ということで、「もし、夫(または恋人)が密かに悩みを抱えていたらどうしますか?」という質問を投げかけてみた。
「自分が想像する以上に重いものを背負っているであろう人に、どう言葉をかければいいのか分からない。何も言わずそばにいることが精一杯」(20代前半)、「相手を信頼・尊敬していれば見守る。美味しいご飯を食べさせ、清潔な空間を与え、時を待つ」(30代後半)、「黙ってハグ」(30代前半)、「自分の意見を押しつけず支えたい」(20代前半)と答える“黙って支える型”の女性たちがいる一方で、現代女性ならではの回答も。「悩みを打ち明けるように説得する」(20代後半)、「信頼できる夫の友人に助けを求める」