【インタビュー】知英(ジヨン) 新たな環境での戦いを決断! 「かっこいい女優になる」
ゴッホの名画を巡る戦いが描かれる本作で、知英さんが演じるのはコナンと怪盗キッドの決戦の舞台となる、鉄壁の警備を敷かれた難攻不落の美術館の案内キャスト。アフレコに参加してその難しさを改めて実感した。
「本当に、難しかったです! はじめは(普段の女優としての演技と)そんなに違わないだろうと思ってたんです。でも全然、違いました。アニメの絵と声を合わせることが大変で、声優さんたちは本当にすごいなと改めて思いました。 自分の声のシーンを見て? 恥ずかしかったです(笑)。でも感動もしました。『コナン』の世界に私がいる! と。
あの世界の住人になれてすごく嬉しかったです」。
取材の際も、当然のように彼女は日本語で受け答えする。それだけでももちろん、すごいことなのだが、彼女は日本語を単なる意思疎通のツールとして使うのでなく、そこで“演
技力”を求められるのだ。今回の声優という仕事は、その最たる例で、彼女の美貌や脚の長さが劇中で観客の目にさらされることもなく、彼女にとって日本語が異国の言葉であることも関係なく、ただ演技力だけが求められる。改めて、日本でも活動するという“決断”が、それほど大変なことであったかがうかがえる。