【インタビュー】デイン・デハーン、ゾンビと化す彼女に恋「非現実的だけど、共感できる」
と、デインは言う。「キャストもスタッフもジェフ(・バエナ監督)の脚本に惚れ込み、情熱を持って参加した作品なんだ。演じている時間は幸せな時間だったよ!」とふり返り、タイトなスケジュールながら充実した撮影だったことを伺わせた。
さらに、劇中ではゾンビ化したベスは音楽の趣味が変わり、スムーズ・ジャズを好むようになるという設定があるが、「以前、何かの記事でスムース・ジャズが持つ鎮静効果を知ったんだ。だから病院などでも流されてるらしいね。ゾンビは欲望のままに動く生き物だ。人間の複雑な心にジャズが作用するなら、単純なゾンビへの効果は計り知れないんじゃないかな(笑)」と大マジメに自説を展開し、お茶目な面を見せるひと幕も。
バエナ監督からは「本来であれば、コメディ俳優がやるような役だけど、くどくなるかもと思って、あえて彼を選んだ」と言われ、「おかげで浮ついた作品にならず、ストーリーに深みが出たと思う」と賛辞を贈られたデイン。
愛しているからこそ、すれ違う。実はそんな、ごく普遍的な愛の物語である本作に、等身大の誠実さと苦悩、そしてリアルさをもたらした彼の才能もまた、愛さずにはいられない。『ライフ・アフター・ベス』は5月16日(土)より新宿シネマカリテにて公開。
(text:cinemacafe.net)
永野芽郁、10作目カレンダーが12月25日発売