2015年7月31日 18:30
ミニオン語はインド料理&中華メニューを参考に?『ミニオンズ』監督が明かす裏話
「あー」など唱えた原始の粗野なホモサピエンスなど、あまりにも多くのご主人様に仕えてきたから、というのがその理由だ。
そんなミニオンたちの声を担当したのは、監督のピエール・コフィン。コフィン監督は、ミニオンたちの背景を踏まえたうえで、本作の主役となるケビンとスチュアートとボブの口調や声色までをわざわざ微妙に変え、老いも若きも納得できる言語を開発したとのこと。
これまでに899人ものミニオンの声を担当している(!)というコフィン監督だが、「言葉に詰まったり、うまく表現できなくなったときに参考にしているのが、インド料理や中華のメニューなんだ」と明かす。さらに「それから、スペイン語、イタリア語、インドネシア語、日本語もそれぞれちょっとずつ知っているから、そういういろんなところからインスピレーションを得てセリフを作っているよ」と裏話を披露してくれた。
しかし、ミニオン語に複数の現存する言語が反映されているとはいえ、ミニオンたちが織りなすフィジカルコメディこそが、世界中の映画ファンを共感させている秘訣。コフィン監督の目標も、ミニオンたちが伝えようとしている意図や、彼らが発するメロディを常にオーディエンスに理解し続けてもらうことであり、必ずしもセリフ回しには頼っていないという。